圓鍔勝三彫刻美術館という美術館が私の生まれ故郷の近くにあります。
御調出身の彫刻家です。
広島県尾道市御調町高尾220番地にあります。
生誕110周年展が行われていて、いつもより多くの作品が並べられています。
ブロンズ、木彫、焼き物、デッサン、書、木彫の作成過程の実物など平和公園のモニュメント設置のデザインの図面など、
かなりの7mぐらいの大きな作品もあります。
福山通運の社長様の銅像や小学生の時に尾道で見た木下サーカスの曲芸をする馬と少女が忘れられないお話、
仁王像を作る際にアントニオ猪木さんをモデルにした話や
まるまるとまるめまるめよわが心 まん丸丸く 丸くまん丸
と書かれた掛け軸で丸の部分が絵で⭕️と書かれている掛け軸などもあり
木喰(もくじき)上人という江戸時代後期に生きた修行僧のことばで、にこやかな愛嬌のあるお仏像さんを彫るられる方です。
この木喰上人さんも、ここで初めて知ったのですが、面白そうです。
圓鍔さんの作品は全国にあります。
広島県の平和公園の中の彫刻や記念碑も作られています。
あらゆる宗教を混ぜた姿の女神の彫刻、鳩、月、フクロウ、太陽、ラッパ、抽象化された金属の歪み、風、子供、母などをモチーフに
彼の作品はいつも風が吹いています、スカートや髪、鳴り響くラッパ、他の彫刻家と違うところは五感で感じられるように作られている点かと思います。
美術館は御調町の山の上に建てられていて、町や山をぐるりと見渡せます。
一貫して世界の恒久平和を願う気持ちが貫かされています。
どんな人だったのか今この安保法制の可決された今、彼はどう思うんだろうと答えの出ない答えを考えてしまう、
それ以上にお前はどうなの?どうするの?庭で答えていくしかないと思う日々です。