ずっと行きたかった場所の一つで岡山県上房郡賀陽町吉川(重森三玲生誕の地)に、
重森三玲記念館があります。

重森さんの作品は独創的でユーモラスで古典的です。

最近気になるの部分が二つ、坪庭や枯山水、アートガーデン等の抽象的な庭と背景(借景)の関係とアートとパブリックアート、自己満足とお客様の満足。

この2極をいっぺんに表現するパラノイアな感じ。

もちろんこれらはどれも2極化している訳ではなく、ボリュームのつまみの様にそれぞれの量は様々な中間点がある。いい塩梅みたいな物だろうか。

残念だった部分から挙げるのもなんですが。

枯山水の上に黄色い電線が合ったり、駐車場の部分からすぐに枯山水が始まる、カラーコンクリートの極端な劣化とクラックの多さ等、茶庭とのレイアウトの関連性と動線がうまく取れていない、せっかくこれだけの、良い素材があるのに、凄くもったいない見せ方だと感じた。
有料にしてでもある程度キープする必要があるのではないかな。

彼を尊敬しているが故に歯がゆい何かを感じてしまう部分もありましたが、

彼のデザインに対する姿勢が実際そこに立つ事で感じられる部分も多く、とても良い経験になりました。
粋な人生だったでしょうね。

イサムさんとの2ショットや作庭中の写真、年賀状等色々展示されていました。

丁度、4月1日から岡山県立美術館で重森三玲展が開催されます。

友琳の庭、吉備中央町賀陽町舎に有る、近くに有る重森さんの作庭された庭なのですが今回は時間の関係で行かれなかったのですが、今度はここにも行ってみたいです。
京都の庭にも全然行けていません。又時間作って訪れてみたい物です。